荒武です。 厚木市バドミントン協会30周年記念式典に参加してきました。 午前中講習会、午後から式典・講演会がありました。 ○講習会@東町体育館 10:00-12:00 ヨネックスの森久子さんを講師に迎えて行われました。 参加者は40〜50人くらいだったでしょうか。 駐車スペースが見つからず10分ほど遅刻して行ったら、 ちょうど体操が始まったところでした。 ●準備体操 いたって普通のアップ。ちょっと気温が高めと云うこともあり 厚着をしているとすぐ温かくなる。 ●ジャンケンももあげ 2人座って向かい合い、ジャンケンをして負けた方が 起立・腿上げ5回、を繰り返す。 じゃんけんも勝負だと云うこと、相手の目から次の手を読むことを 指示され、しばしパートナーと見つめ合うよういわれる(かなり照れる)。 このときの相手が鈴木さん@ソニー厚木だと午後の懇親会で知る。 その後、もう一度ジャンケン腿上げをやったが、今度はあいこの場合も 相手の手が読めなかったと云うことで、2人とも腿上げ5回(罰則的ね)。 コメント:血液型別では、A型はグー、O型はパー、B系はチョキを 最初に出す確率が高いとのこと(おいおいホントかよ??)。 ●基本10分 各コート、アップ程度で通常の基本を打つ。森さんは各コートを観察していたようだ。 モニターラケットとして2本もってきていた YONEX MP100 をお借りして打った。 ●ロングサーブ&クリア(2人一組) 半面使用。ロングサーブを打ち、それをクリアで返球する練習。 サーバーはクリアフォームのチェックをする。 体を入れ替えて打った直後の右足の向きがシャトルの飛んだ方向と同じかを見る。 逆にクリアを打つ方は、サーバーのチェックをする。 ロングサーブの注意点としては、 ・右肘を曲げて構え、打つ方向に左体側を向けて打つ。 ・トスを右足前に落とす人が多いが、落とす位置は体の左前。 ・打ち終わった後は、グリップエンドを相手に向けるくらい振り切る。  右手の甲が、左耳にあたり、左目の視界を遮るくらい。  こうすると、肘と手首の力を使ったサーブが打てる。 ・打ち終わったあとの左手はのばさず、肘を曲げておくと体の回転軸を上手く利用できる。 コメント:クリアを打った後の左足の着地にも注意。 左足のつま先全面(親指から小指まで)で着地するとアキレス腱を痛める。 親指の付け根で着地し、そのまま回転して右足を出す感じ。 ●ロングサーブ2本&クリア(3人一組、B:AC) Aがロングサーブを続けて2本打つ。Bがクリアでコーナー2点を狙う。 CはAと同じコートで球拾いでBのフォームチェック。 クリアの方向と着地の右足の方向を確認。 3人でやるので、上手そうなあんちゃん2人組と一緒にやった。 これが堀士さん、宮武さん@ソニー厚木だと練習後に知る。。。 ●ロングサーブ4本&クリア・カット(3人一組) Aがロングサーブを続けて4本打つ。Bがクリアでコーナー2点を狙い、 続けてフォア前、バック前とドロップ(orカット)を打つ。 CはBの打ったクリアをコートに着く前にラケットでキャッチする。 シャトルが弾まないように取るのはなかなか難しい。 サーバーAは4本目のドロップをバックハンドでラケットキャッチする。 森さんが見本を見せてくれたが、本当に「ぴたっ」とシャトルを受け止めるのが驚異的だ。 シャトルは左手に4つもって連続で球出しするのだが、これが上手くできるかどうかで 日頃の練習で如何にノックをやってるかがすぐにわかると言っていた。 10個程の連続シャトル出し(連射だよこりゃ!!)も実演してくれた。 続けて、これらのショットを続ける練習をやった。時間1分で交代。 Aロングサーブ、Bクリア、Cクリア、Bクリア、Cクリア、 Bカット、Aロブ、Bカット、Aロブ、以下以下繰り返し。 さらに、Aロングサーブ、Bクリア、Cクリア、Bカット、Aロブ、以下繰り返しもやる。 時間30秒で、ミスると時間まで腿上げをしなければならない(体育会的)。 ●ダブルスフリーラリー 7〜8人1コートでダブルスのラリーをやった。 1ラリー毎にミスった人が交代するシステム。 試合形式だとやはり熱が入るが、 ミスしないように消極的なプレーが多かったかもしれない。 コメント:ミスとは何か?シャトルをフォルトにした人へのシャトル回しはどうだったか? その1つ前、2つ前のショットはどうだったかを考えること。 ●試合 最後に森さんを含めてダブルスの試合をやった。 希望者を募ったので折角の機会と立ったのは私と堀士さん、宮武さんだった。 森・堀士 VS 宮武・荒武 で10分ほどやらせてもらった。 大勢に見られてのプレーは初めてで、サーブ時は緊張したが ラリーが始まるとその緊張感も心地よくなる。 皆が森さんのプレーを見たがってるだろうと、 後半は彼女にシャトルを集めるようにした(つもり)。 こちらが強く攻めたシャトルを上手くかわすようなプレーをしていたように思う。 プッシュを打てば決まるような時も、敢えて空いてるところにシャトルをまわしていた。 ドライブやスマッシュレシーブをネット前に上手く落としたりする技術はさすがである。 また、ミスしたときも「もう少し」「次は行ける」と云った前向きの言葉を発していた。 自分のドライブネットミスに自分で「ドンマイ」と言い笑いを取る。講師慣れしてるねぇ。 最後、荒武がラウンドから打った浮いたスマッシュを 堀士さんにクロスにカウンタで決められ終了。おいしいところをもって行かれた。 ●体操・コメント・写真撮影 軽く体操した後、総括があった。 シャトルをラケットキャッチする練習は、スピンネットやカット時のラケットワークに 役立つし、ノックの球だしは手首の強くしドライブ等の強化になると。 練習の意味を考えて今後に活かして欲しいとのコメントだった。 最後に記念写真を行い、三々五々式典会場に向かう。 ○30周年式典、講演会@女性センタ 13:00-15:30? ●式典 夕方練習することもあって、バドミントンの格好そのままで会場に行った。 しかし、蓋をあけてみると厚木市長とか教育長とか県議員、 近隣市バドミントン協会の役員などが正装で来ていて、ちょっとビビる。 浮いちゃったかも。(^^;) バドミントン協会会長の言葉から始まり、5〜6人に挨拶いただいた。 ●講演会 立食形式のパーティーのような和やかな雰囲気のなか、講演会が始まった。 要約すると、 ・中学時代はふつーにバドミントンをしていた。週3くらい。 ・高校に入ると、毎日練習があるのでびっくりした。トレーニングとかやってるよおい。  途中、バド以外の誘惑に負けそうなとき顧問に呼び出されて  「やめるのは簡単だ。しかしバドやりたくて高校に来たのにやめるのは逃げだよ」  と言われ退部は思いとどまる。 ・大学時代(青学。通研の前だね。森の里はえらく遠く感じたらしい。)も、  日々のバドミントンに追われていたが、ある日監督に呼び出されて  「バドミントンやる目標は何?」と聞かれて考えてしまった。  それまでは日々の練習をこなすことが目標のようになっていたらしい。 ・そのような顧問・監督の言葉があって、現在の自分がある。  幸い陣内と云うパートナーにも恵まれ、オリンピックにも出ることができた(9位)。 ・オリンピックに行く前に、母親が小学校の文集を見せてくれた。そこには  「将来の夢:オリンピック選挙になること」と書いてあったらしい。  「選手」でなく「選挙」と書いていたのが少々悲しかったが(^^;)、  そのころはバドミントンも種目になかったし、まさかこのような形で  バルセロナに出場するとは予想だにしていなかった。夢を持つことは大切だ。 ・バドミントンは競技スポーツとしての選手生活は終わったが、生涯スポーツとして  今後も頑張っていきたい。 こんな感じ。話ははっきりとした口調でとても聞き易く、会場の皆も立食中なのに 私語等ほとんどなく、おぎょうぎよい印象だった。 ●歓談 講演会が終わると森さんとの写真撮影とか始まったので、私も堀士さんと 写真にかこつけてお話をしに言った。写真をとる前に、 「シューズ、ミズノだったでしょ。ヨネックスにしてね。うふ。」とか言われて しまった。そのとき私が着ていた服は思い切りゴーセンだった(^^;;; オリンピックの話とかいろいろ聞けた。オリンピックに参加することには 大変意義があるように感じた。 ひとつ、試合前のアップでシャトルを打っている時には、 わざと甘い球を上げて、スピードのあるシャトルを打ってもらって 速さに目を慣らすことをやっていたそうだ。特にナショナルチームの時は、 町田、片山、久保田と云ったNTT東京の男子選手と打つことが多くあり、 速いシャトルへの対応ができるようになったとのこと。 また、オリンピックの放送に関してだが、バドミントンはどうしてもマイナー競技なので、 マスコミを動かすには、小さくて華奢な感じの、しかし強い女性選手が必要だと言っていた。 マラソンのQちゃんみたいなものだろうか。 松・松ペアが如何に世界で結果を出しても、男子選手だとマスコミは取り上げなかったように、 やはり強い女性選手がカギになるのではないかとのこと。 確かにシドニーも地上波放送はなかったよねぇ。。(;_;) 森さんはこのあと名古屋でお仕事らしく、拍手の中途中退場した。 あとは、万歳三唱まで歓談が続き、鈴木さんのドリブンクリア論や 堀士さんのダブルス論などおもしろい話を聞くことができた。 協会の皆さんも準備等大変だったと思う。 立派な30周年の冊子などもいただき、出席できてとてもよかった。 そして夕方の海老名練習にも気合いが入ってしまうのでした。。。 #堀士さん、写真送るね。(^^)