ランキングシステムについて(その2)


その1はランキングポイントの計算方法について詳しく書いてあります。
これまでランキングポイントを計算していたプログラムをバージョンアップしまして、ダブルスのペアの相性と対戦相手としての相性のポイントが計算できるようになりました。
ペアになった回数や対戦回数が少ないと誤差が大きいので、ある程度以上の回数の組合せのみについての結果を表示するようにしています。

各ポイントがプラスは、相性が良い又は対戦相手として得意にしており、マイナスは、相性が悪い又は対戦相手として苦手としていることを意味します。
また、数値(の絶対値)が大きいほどその傾向が大きいことを意味します。

これらは、ランキングポイントと実際の得点との差について計算したものなので、平均的な実力差は差し引いて考えて下さい。
つまり、ランキングポイントが0点のAさんと4点のBさんとの対戦でAさんが平均して2点差で負けているとすると、
本来4点の実力差があるはずなのに2点しか差がついていないので、AさんのBさんに対する(Aさん、Bさん)対戦相手としての相性はプラスになります。
これは、AさんはBさんより確かに実力は下だが他のプレーヤーが知らないBさんの弱点を知っている、あるいはAさん相手だとBさんは手を抜いてしまう、という様な場合なんかに相当します。

ペアを組む頻度が異なると、相性のポイントに影響してくるため、各プレーやー毎に合計がゼロになる様、ポイントをノーマライズしています。
よって、ペアの相性で(Aさん、Bさん)の値と(Bさん、Aさん)の値は一般に、異なります。
これは、順にBさんと組んだ時にAさんが実力以上に力を発揮する度合いと、Aさんと組んだ時にBさんが実力以上に力を発揮する度合い、という様に解釈できます。
また、対戦相手としての相性も(Aさん、Bさん)=−(Bさん、Aさん)には、一般になりません。
これも同様に、AさんがBさんを(他の人と比べて)実力以上に得意とする度合いが、BさんがAさんを(他の人と比べて)実力以上に苦手とする度合い、という様に解釈できます。

バドミントン・ホームページ
ランキングシステムについて
山崎謙治