2013年全日本実業団選手権大会 参加レポ
2013.7.3(水)-7.7(日)@札幌市
■ 7/2(火) 前日移動
20時羽田発に乗り遅れないよう、念のため1h年休をとって17時半前に会社を出る。
羽田空港では、富士山の世界遺産登録関連グッズ・お土産がいっぱい出ていた。
行きのANA飛行機はポケモン仕様でお子さん連れが喜んでいる。
札幌入り。すずしい。JR、地下鉄ともにPASMOが使えて便利だった。
大会関係者らしき人はあまり見かけなかった。
今回、ホテルはできるだけ関係者で固まって泊まるようにした。
(ドーミーイン札幌ANNEX)
豊水すすきの駅まで徒歩7-8分ということで、繁華街も近く便利。
■ 7/3(水)1日目:開会式・1次リーグ初戦
監督会議前に、登録者変更手続きを行う。五十嵐理事長が受付にいて助かった。
手続き後、記念Tシャツ販売の列に並ぶ。参加手続きは日達君にやってもらった。
10時からの監督会議では、はじめに日本実連の今井理事長から
スポーツにおける暴力追放の宣言(某高校での事件や、他競技での不祥事などが背景)、
オリンピック誘致への協力依頼があった。オリンピック誘致が決まれば
新木場駅にバドミントン(専用?)体育館ができるなど「東京ベイゾーン」の充実が図られるそうだ。
大会の周知事項として
・開会式は3名まで
・携帯電話、モバイル端末を試合中に使わない
・観覧席での飲食NG
・開催予定 2014年香川、2015年京都、2016年福井
などがあり、特に質問もなく終了した。香川の実連の方が来年度の紹介に来ており、
うどん県のPRもやっていた(うどん屋さんが900軒以上あるらしい)。
開会式はこれまで出たことのない森君、小笠原君、森本君に並んでもらうことにした。
ただ、入場行進はなく体育館の後ろから前に15mほど進むだけだった。
開会式終了後、スープカレーの店に行こうとしたが、雨脚も強くなったことから
体育館近くの中華屋さんに行く。小笠原君が地元の話をいろいろと教えてくれる。
15時半からの第一試合開始予定に対し、少し押して16時過ぎからとなった。
第22コート(サブアリーナNo.2コート)での開催、照明のせいなのか
壁の色のせいなのか、なんとなく赤〜オレンジがかった色の印象のあるコートである。
シャトルはゴーセン・フェザー10GOLDの3番。我々の前の試合はVICTORというメーカのもので、
対抗戦毎にシャトルは変わっていた。
● NTT通研神奈川 2−3 大阪ガス(大阪)
1D 荒武・太田 0( 8-21,10-21)2 森本・三ケ田
2D 森本・中村 0(15-21,19-21)2 早水・趙
1S 中村 2(21-17,20-22,21-19)1 大井
2S 日達 1(13-21,21-17, 8-21)2 三ケ田
3S 森本 2(20-22,21-6 ,21-15)1 森本
大阪ガスは大阪実業団1部。2012年度大阪後期リーグで優勝するなど強豪である。
中村君連続のこれしかないというオーダーで臨み、狙い通りのあたりとなった。
1D:相手エースダブルスで、できるだけ早い展開で打って行こうとしたが、
いかんせんサービス回りから手玉に取られる感じで、なかなか思うようなバドをやらせてもらえない。
追い込んだつもり、ネット前に落として決めるつもりのショットを拾ってつないでくるなど
決めさせてもらえなかった。また、失速するシャトルに対しレシーブのポジションが後ろ過ぎた。
上げさせて、太田君に打ってもらうように回したかったが、ハーフを狙ったショットを
逆に前衛に狙われたりして力の差を感じる試合だった。
2D:派手さはないものの、こちらの強打を上げないで、ゆっくり目のドライブや
つなぐスマッシュ等で攻めさせてもらえない。
また、いったん攻撃に回るとスマッシュ攻勢を貫き休まず打ち切ってくる。
こちらがレシーブを回している限りは問題ないのだが、シャトルが飛ばなくなってくると
前衛につかまって苦しかった。こちらから得点を取りに行く展開がほしい。
1S:オーダー提出前に連続試合について打診したところ、即答OKだったのでギャンブルしてみた。
(一日に一対抗戦しかないので、ありだと思う)
相手はフォア奥から特有のフォームで大きくリターンができて、またネット前へのラッシュが早く
ラケットワークもよい。
中村君のショットが単調になって、コースを読まれると厳しかった。
前に早く入り、動かしながら(下がらせながら)打たせるクロスのロブ等が効果的で。
最後は19点で勝ちと首の皮一枚つながった。
2S:お互い早くラリーを回す感じでタイプが近いかもしれない。
体の近くに打つと、返球のショットが多彩である。
日達君がラリーについて行けるかどうかで得点が決まり、長い試合となった。
ファイナルは18:26からとなり、3S併行試合の準備を始めた。
相手の動きがまたここから早くなり5-11でチェンジエンズ。
隣の23コートで併行試合の主審をやることになり、詳細は不明だが
押し切られてしまったようだ。
3S:お互いにスマッシュを多用しない、ラリーの応酬が見事な試合だったが、
その分長くなり、ファイナルにもなって結局会場で一番最後19:10くらいまでやった。
最後は森本君がとって2-3となり、明日につなげてくれた。
試合後は、小宮山さん、日達君とレセプションに申し込んでいたので、
急ぎ着替えてタクシーで会場に向かったが、会場(サッポロビール園一室貸切!)到着は20時を超えてしまった。
日達君が抽選会でタオルが当たったものの、
郵政の方と少しお話しできたくらいであまり交流はできなかった。
翌日に備えて、早めに就寝する。
■ 7/4(木)2日目(1次リーグ)
● NTT通研神奈川 2−3 沖縄電力(沖縄)
1D 中村・森本 1(21-13,17-21,20-22)2 宮良・安座名
2D 日達・荒武 1(21-17,13-21,14-21)2 荷川取・大城
1S 森本 2(21-18,21-23,21-17)1 荷川取
2S 中村 2(16-21,23-21,21-13)2 大城
3S 日達 0(15-21,19-21)2 宮良
11:40くらいに試合開始。シャトルはWilson Tour 100で番号確認できず。
オーダーはこちらからはいじらず、ガチ勝負を期待した。
しかし、昨日の我々のように沖縄電力は2D1S連続のパタンで来た!
試合前に一緒に写真を撮り友好ムードで始まる。いつもそうしているらしい。試合前に取るのがポイントか。
1D:シャトルが飛ばずレシーブに苦しむが逆に速いスマッシュもこない。
読んで前に出るドライブが鍵となる。中村君のガットが途中で切れて、スペアラケットでのコントロールに苦しむ。
ファイナル上げパタンが多くなり、10-11のチェンジエンズから4ポイント先行され離されたが、
そこから最後の粘りで20オールまで持ち込んだものの、延長を制することができず惜敗。
2D:エースとあたるが負けられなくなった。
序盤相手の硬さもあり、ミスにつけいり試合運びも早くして1ゲーム目をゲット。
スマッシュもそれほど速く感じずレシーブし切ることができた。
2ゲーム目10-11あたりから急に相手のミスがなくなり、こちらが前に出る前に相手に詰められてしまった。
3ゲーム目も相手の動きが衰えず、調子に乗せてしまった状況を変えられなかった。
シングルスにかけることに。。。
1S:相手はラウンドからのストレート・クロスともにライン際へのスマッシュが厳しい。
主導権を持って回さないと得点できない感じだった。ファイナルこちらからアウトを連発して
15オールまで苦しんだが、そこから5連続ポイントできてゲット。次につなげる。
2S:こちらも動きのあるシングルスとなる。序盤のサーブミスが響き1ゲーム目は落とす。
2ゲーム目はショートサービスからの展開が成功し、10-3と大量リードするが、
ここで中村君のスペアラケットもガットが切れてしまう。その後競ったゲームとなるが
コントロールが安定してくるとラリーを制することができた。
3S:奇跡の逆転を信じて送りだすが、相手は3枚ともシングルスが揃っていた。
1ゲーム目、左利きのフォア側に球を集めてしまった感がある。ネット前も狙うがクロスショットがうまい!
2ゲーム目はバック側を狙い、途中リードするもののあと一歩及ばずであった。
4マッチがファイナルとなる、またしても4時間近い激戦であった。
負けはしたが、やりきった充実感がある。
沖縄電力は大阪ガスとの試合がその後あり、接戦のあとだけに厳しいかなと思っていたが、
夜wwwで速報をみると3-2で取っており驚いた。
■ 7/5(金)3日目(決勝トーナメント)
武蔵野通研が1次リーグを勝ち上がっており、応援に行きたかったが
朝から行っていたリモート業務が間に合わず、遅れていくことに。
会場につくと、ちょうど吉野君が2Sをとり、3S勝負となった。
これに勝つとベスト32でチャレンジリーグが見えてくる。
神奈川チームも石井君の応援をしていたが、
相手の3Sも最後まで動きまくって、勝つことはできなかった。
お昼はチームとしては解散し、初日行くはずのスープカレーの店に行ったりして
午後からは日本リーグチームも出てくる試合を堪能した。
夜は武蔵野チームと合同で打ち上げをやった。
■ 7/6(土)4日目(〜準決勝)
朝から観戦。見どころのある試合が多く何を見るか迷うが、
まずは神奈川代表の日立を応援。昨年に続きベスト4に入って王者ユニシスと対戦。
残念ながら3-0負けとなってしまうが、1Dの2ゲーム目は20オールまで競るなど
今後に期待できる戦いであった。
隣のコートでは、NTTの桃田がトナミの佐々木を2-0で破り、会場から歓声があがっていた。
女子の試合も面白い。
準決勝、ユニシスの2D栗原・篠谷がNTT東の松尾(パナから移籍)・三谷に
1ゲーム目9点でまったく歯がたたなかったものの、
2ゲーム目以降声を掛け合い、脅威の粘りで逆転していた。チームの勢いを感じた。
隣のコートでは、ルネサスの末綱・前田がヨネックスの内藤・土井に
王道の戦い方で完勝していた。ルネサスはダブルス2つとるものの
その後1S2Sを落とし、3S勝負まで回ってなんとか勝ち上がった。
体育館外では、ルネサスが応援Tシャツ等を販売しており、くまモンとのコラボグッズもあった。
■ 7/7(日)5日目(最終日)
最終日は女子の試合側を見ることにした。ルネサスは末綱の調子が悪いようで、
前田・垣岩のオリンピックメダリスト・入賞ペアで臨むも、どうしても穴が開いてしまう。
前日、脅威の逆転勝利をしたユニシスの栗原・篠谷ペアが勢いを持っており、ネームバリューに負けることなく1Dを取った。
これで、ユニシスが俄然盛り上がり、2Dも昨年の全日本総合優勝の煖エ・松友ペアが完勝。
1S途中で飛行機の時間となり会場を後にする。(結果・ユニシスが3-0勝ち)
男子もユニシスがダブルス2つを取って、1Sシングルス激戦中だった。
NTT桃田とユニシスの上田がフェイント掛け合いのような見応えのある試合で
ビデオにもとれたので少し研究してみたい。(試合はユニシスが3-1勝ちで、アベック優勝)
今回の大会では、ダブルスについて考えさせられることが多かった。
自分たちのチームもそうだが、1+1を如何に2より大きくするか
水物ではなく、確実に実力を発揮できるペアにするにはどうするか。
課題について考えながら2度目となる北の大地を後にした。
おしまい。